天と地を味わった日。

たろうです☺️

ようやく、

ブログ30日間毎日投稿も折り返し地点。

今日は、

12/14.15と京都の方で天国と地獄の両方を味わい、その中で何を掴み取ったのか。

そんなお話をしていきたいと思います。

さぁ、京都へ行こう。

12/14

久しぶりに、天下の京都大学に通う友達に会いに車を走らせた。彼は、旅中に出会った子でとにかく自由奔放なシンガーソングライター。

まだ有名でもないし、何者でもないけれど、この世界で自分の花を咲かせようともがき苦しみながらも生きている人。

会ったのは、たったの一度だけ。

でも、その時に木の上に登って、メロディも歌詞も関係なく思うがままに一緒に歌った体験がとても心地良くて、15日に京都のお寺に行くことになっていたから、ついでに会いに行きました。

なんか、嫌だ

久しぶりに会ったまでは良かった。

でも、彼が住んでいる寮や学生寮の雰囲気が何だかとても居心地が悪い。寮内はさまざまなものが煩雑に置かれていて、自分だったら住めないだろう場所に彼は住んでいました。

「ここは、僕にとって”戦場”なんだ。」

目をギラギラさせたまま、彼はギター片手に歌い出す。自由奔放な彼らしいのだけれど、どこか独りよがりに見えて戸惑いを感じてしまった。

その寮は、学生自らが自治を担当していて、学校側との言論闘争を続けていて。

色んな理屈や、色んな立場を交えて学校の支配と戦う姿勢は側から見ると格好良く見えるかもしれない。

でも、、、

戦っている内は、いつまで経っても問題は解決せず、時間が経てば経つほど軋轢が生まれていく。

流れのままに、共にある事を認めて初めて衝突は無くなり、問題も無くなる。

彼と2人、大自然の中で歌ったあの時の空気とは全く違うその場所に、僕は気圧されてしまった。

彼とはもっと話したかったし、歌ったりもしたかったけれど、それに反して僕の心は何かに毒されたように閉じていきました。

気づけば、

彼には何も告げず逃げるように寮を出た。

苦しくて苦しくて。

次の日のお寺もキャンセルしようかと思うくらい、家に帰りたくなった。とにかくあの場所から少しでも離れたかった。

安心できる場所、心を穏やかに保てる場所。

どこにあるかも分からない、そんな場所を求めて京都中をグルグルと彷徨って、最終的に最寄りのSAに車を停めて一夜を明かしました。

地獄から一転。天国へ

12/15

朝起きると、

昨日の心のモヤモヤは少しだけ晴れていました。

ただ、友達に連絡する気力はなく、午後からのお寺に向けて温泉&サウナで身と心を整えます。

これが良かったのか、たっぷりと汗を流した後は妙に落ち着きとスッキリ感に包まれていて、最高の状態で実験寺院”宝幢寺”へ

実験寺院“宝幢寺”

日本仏教徒協会/実験寺院 寳幢寺
075-411-3022
https://goo.gl/maps/fWMSbgS78qQ7zB5o7

このお寺のことを知ったのは、

あるラジオからでした。

https://open.spotify.com/episode/7oA6jSbWELvN1hKIkC6mnd?si=VY6bv4heRrCiQw_AJcbQkw

従来の仏教を軸にしながらも、

現代に”即”した形に解釈し直す。

新しい仏教の形を模索する松波龍源さんが、寺も何もない所から一人作り上げてきて。

「え、これがお寺、、、?」

自分が想像していたお寺とあまりにかけ離れたその場所で育まれてきた哲学。

それを自分自身で体験したかったこともあり、ラジオを聞いてすぐに連絡をさせて頂き、この日に訪問することになりました。

具体的には、2時間半ほど龍源さんやお弟子さんとお話をさせて頂いた後、1時間の法要(お経を読んだり)、2時間の瞑想(空の意識)を行いました。

龍源さんとお話しながらその知識量の多さに驚き、今の世界の在り様や「今後どう自分自身が今ある現実世界と関わっていくのか」を仏教の観点に加えて、西洋哲学やその他の情報など多角的に取り入れ分かりやすく丁寧に伝えてくれる。

自分が抱いていた疑問の殆どは、この時一つ一つ解消され、自分の知的好奇心が今までにないほどに満たされる感覚を話が終わった後も感じ続けていました。

法要では、生まれてはじめて1時間正座しっぱなしの中、様々な経を唱え祈りを捧げていく。

同じ言葉を繰り返し繰り返し唱えていくと、自分の中でゲシュタルト崩壊が起きて自分自身がどんどん“無”になっていく。

痺れる足を少し気にしながらも、ひたすら経を唱え自分自身を“無”に返していく。

1時間休むことなくひたすら唱え続けた後は、あまりの痺れに15分ほど立つことが出来なくなったものの、2時間の瞑想へ。

瞑想では、“空”の意識を感じることを目的に

約1時間講義をしてもらい瞑想の全体像を掴んだ後、30分夢と覚醒の間を漂い、最後に龍源さんに自分の感じたことをシェアしました。

色々学んだことを振り返りの意味も込めてブログに残そうと思ったけれど、今自分の心に残っているものが、ちゃんと身に染みるまでは、大事にしまっておこうと思います。

✴︎宝幢寺に興味のある方は、気軽に教えてね。

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