たろうです☺️
今日は、僕の好きな「音楽」「歌」について。
小さい頃から、お風呂に入れば大合唱。どれだけお母さんに「うるさい!」と言われても、やめられませんでした。
今でも、歌うことは大好きで。
思い入れのある一曲一曲には、その当時の思い出や自分の感情が染み付いています。
彼女に振られた時に寄り添ってくれた曲。
新しい一歩を踏み出すキッカケになった曲。
当たり前の日常に感謝したくなる曲。
目の前で過ぎ去っていく景色を見ながら、その音楽を聴けば、自分の大好きな世界に変わる。
人前で歌いたい気持ちを秘かに抱きながら、
なかなかそのチャンスを見出せずにいる
たろうの好きな曲たちを
たろうの思い入れのある曲たちを
今日はシェアさせてください。
目次
旅に出るまえ。
25歳でテニスコーチを辞めて旅に出るまで、僕の感性は閉じていました。のらりくらりとただ周りに流されるまま、親に言われるままの人生。
ただそんな中でも、
強烈に記憶に残っている曲があります。
隆福丸/HY
この曲は中学生の頃、テニスプレーヤーの松岡修造を大尊敬していた僕は「できる!できる!」と全身真っ赤なウェアで、コート上で大声を出してはポジティブ一筋熱血漢を演じていました。
強い自分を演じることで、弱い自分を鼓舞し続け、なんとか立っていたのかな。
そんな時に出会ったこの曲は、僕の背中を何度も何度も押してくれていました。
今でも元気に飛び出していこうと思える一曲。
ROCKET DIVE/ Hide with Spread Beaver
高校生の頃に、友達にX JAPANというバンドの曲を紹介され、その時に知ったのがこの曲でした。
その時は、アップテンポな曲調が気に入り、すぐにCDをレンタルしてiPodにインストールして何回も何回も聞いてました。
でも、今改めて歌詞を意識しながら聴いてみると、心のどこかで「ここではないどこか」に飛び立つ未来を望んでいたのかなと思います。
今聞いても、好きな曲です。
旅するなかで
同じ繰り返しの毎日に対して、違和感が出てきた頃。それでも前に進めなくてモヤモヤしていた自分を超えて
新しい自分に、新しい世界に出会いに行った。
目にするもの、耳にするもの、触れるものの全てが初めて。
そんな激動の毎日と共に歩いてくれた曲。
Perfect strangers/Jonas Blue
テニスコーチとして、働くこと4年。
違和感が爆発して、色々なことに挑戦し始めた時に出会った。旅人と出会い、新しい世界に踏み出す前のワクワク感を思い出す。
「さぁ、旅に出よう。こっちにおいで。」
そんな風に、大手を振って新しい世界へ進もうとする僕の背中を押してくれた曲。
花瓶の花/石崎ひゅーい
仕事を辞めて、旅に出る時。
自分が探していた人、世界が目の前にある。
「やっと見つけた。」
そんな素直な嬉しさとこれまでずっと苦しかった道のりを祝うように歌い上げてくれる曲。
恋人よ(Acoustic ver.)/かりゆし58
旅に出て、いろいろな世界を旅する中で
「信じることの難しさ」を教えてくれた。
“嫌われるかもしれない、失うかもしれない”、そんな恐怖から、自分の想いを打ち明けられず、良い人を演じ続ける自分。
大好きな人達、愛する人達に対して、素直になれず、本音も言えない。
そんな自分の弱さを歌い、寄り添ってくれた曲。
テルーの唄/手嶋葵
2019年の始め、南米を旅していた時に1人の旅人に「俺のドキュメンタリーを撮ってくれへん」と言われ、男2人650ccのバイク一台バックパックもテントも何もかも積んで旅した3週間。
その時一緒に旅していた彼は、
「自分にとって大切なもんは絶対に譲らへん」
と毎日テントで寝泊まりしながら、1番自分たちが満たされる場所を求めたは、焚き火をしながら夕日を眺め、パンとチーズとサラミでお腹を満たしては「最高やな」と眠りにつく毎日。
この頃の僕は、「こだわることは良くないこと」「考えてばっかで頭でっかちは良くないこと」と考えていたけれど、彼との出会いを機に
「自分にとって1番はなんだろう?」
と考えるようになりました。
そんな彼がいつも聴いている曲は、心が現れるような満たされるような、緩やかで心優しい曲たちばかりで。
忘れられないあの旅を思い出させてくれる一曲。
音ヲ楽シモウ/ARARE
2019年春、香港からネパールまで旅した後、帰国して北軽井沢にあるキャンプ場横の樹上アドベンチャー施設で住み込みバイトをしていました。
毎朝、鳥の声で目を覚まし
遊びに行くように仕事をして
夜は仕事仲間と焚き火をしたり、歌ったり。
この時初めて、
心の底から「自分をありのままに表現していいんだ」と思わせてくれる人達と出会いました。
また北軽井沢の環境も住んでいる人も、「常識なんてここにはない。何にも縛られなくて良い。」そんな生き方や空気感を体現している場所でした。
本当にここで働けて良かったなって、心の底から思えた場所で、毎朝車で職場に向かう際にこの曲を聴きながら1日の始まりを迎えていました。
同じ話/ハンバートハンバート
2019年夏、北軽井沢での仕事を終えてノースカロライナにある自閉症サマーキャンプでカウンセラーとして活動する為にアメリカへ。
本当は、ボランティアとしてカウンセラーの補佐をするだけのはずがスタッフに欠員が出て、ぶっつけ本番、自閉症の人達と毎週1週間、朝から夜まで付き添う生活が始まりました。
英語もろくに話せない中、
「本当に自信がない。助けて!」
と初めて打ち明ける経験をしました。
本当に不安で不安で仕方なかったからこそ出てきた言葉。その甲斐もあって、カウンセラーの皆に助けてもらいながら、キャンパー達と一生忘られない日々を過ごしました。
また、ここでの日々が”障害”という概念を一変させ、キャンプのシンボルであった「パズルのピース」のように
「誰もが違う凹凸を持つ中でも、輝くものがある。だから、皆で助け合いながら共に輝かせ合いながら生きていこう。」
そんなメッセージを受けとりました。
そんな激動の毎日に安らぎを求めるように聞いていた曲。歌詞というより、その穏やかなメロディに安心と信頼を感じる一曲。
旅のあとに
旅が終わり、「自分にとっての大切って?」と考え始めた頃。
待ってましたと言わんばかりに、
これまでの旅や冒険とは違う世界が現れました。
今までと全く違う。
でも、確かに大切だと感じる”何か”
本当の自分と向き合い、
傷つき、傷つけ、裏切り、逃げる。
でも、変わらずにそこに在り続けてくれた毎日に感謝が溢れ出す曲たち。
くだらないの中に/星野源
アメリカから帰国して、江ノ島にあるシェアハウスに住み始めた時。他のシェアハウスから遊びに来ていた女の子が聴かせてくれました。
これまで、冒険や旅に憧れて生きてきた自分とは正反対の「日常の何気ない幸せ」を歌っていて、
自分の価値観が、
また少し変わり始めるキッカケをくれた曲。
これだけで十分なのに/TOCCHI
仕事が終わって家に帰ると、毎日この曲を流していた男の子がいた。
「本当に足りないものなんて、実はそんな無いんじゃない?僕はこれだけで十分なのに、これだけじゃダメですか?」
「周りと持ち物比べて、色々と欲しくなって。人の目がそうさせるのか、これだけで十分なのに。」
ずっと何かを求めてきた。
今に満足することがいつまでも出来なくて、目に見える成果が欲しくて欲しくて。結果をすぐ求めては周りが見えなくて、同じ失敗の繰り返し。
そんな自分を諭すように、この曲は繰り返し
「今でもう十分だよ。」
「満たされてることに、気づきなよ。」
って、友達みたいに語りかけてくれる曲。
八星/LUCA
シェアハウスで日々生活する中で、共用のリビングでプロジェクターを操作しながらYoutubeで曲を漁ることが日課になっていた。
「八星」という名前に惹かれて流した時、不意に涙が溢れてきた。
優しい歌声と切ない音色に包まれるように、自分の奥底の寂しさや悲しみに寄り添ってくれた曲。
後で分かったことがだけど、
この曲は友達の従兄弟が自ら命を経ったときに、幼馴染みの親友だった女の子が書き上げた曲だったらしい。
「私は大丈夫。高く高く飛んでいけるから。」
言い聞かせるように歌う彼女の姿を、この曲を聴くと思い出す。
音楽のある風景/haruka nakamura
毎日、シェアハウスの住民たちと夜が明けるまで語り合う毎日。
一人一人が世界に対して問いを持ち、自分の答えを表現しようともがき続けながら、お互いがお互いに寄り添い合うように集まり、静かな夜の中でお互いの心深くにある想いを共有しあった。
いつしか、みんなが一つの家族のように互いを思い合いながら、すれ違いながら生きていく中で、様々な出来事が起こる。
そんな毎日にも音楽があって、リビングでお気に入りの音楽を掛けながら、それぞれの日常の中で感じたことを話し合うことがとても心地良かった。
そんな時に、haruka nakamuraさんというアーティストを知った。彼自身も自分の感じる光と闇を表現したくて、音楽を始めて。
心に染みるようなピアノの音色に、何度も何度も救われてきた。
世界/arca
八星を唄う
LUCAさんと
音楽のある風景を奏でる
haruka nakamuraさんが
共同で制作した一曲。
「ただこの世界で日々を讃えてよ。君らしく歌で日々を奏でてよ。」
「ただ君の声で日々を讃えてよ。ただ君の歌で日々を奏でてよ。」
歌詞の通り、願うように。
この曲を聴くとこれまで自分が生きてきた毎日とこれから歩んでいくであろう毎日が混ざり合うような感覚になる。
それでも最後には、毎日を讃えあおう。
どんな毎日でも大切に大切に生きよう。
そんな気持ちにさせてくれる曲。
人として/SUPER BEAVER
自分を守るために、自分が傷つくのが嫌で
嘘をついてしまう。
小さい頃に作り上げた思い込み。
「自分は価値がない」
「期待に応えられないと愛されない」
そんな信念で生き続けてきて、いつも自分が他人と対等であるとは思えなくて、強がり嘘ついて。
でも、それでも見放さずに手を差し伸べてくれる人がいて。呆れ果てても、味方でいてくれる人がいた。それでも怖くて怖くて、相手を疑って、勝手に不安になって。
そんな自分の弱さも含めて、
愛していこうと思えた曲。
イマジン/Hiplin
シェアハウスでの共同生活。周りの人達との関わりの中で自分の未熟な部分が何度も露呈して、不信感を与えたり、傷つけてしまったり。
自分でも、どうしたら良いか分からなくなって。そんな自分を心配して何人も家まで会いに来てくれて、一緒に過ごす上で「1人じゃないよ」って何度も何度も伝えてくれて。
でも、それでも拭えない自分に対する不信感。世界に対する不信感。なんであんなに怖がってたのか、今では不思議に思うくらい。
自分が求めていたのも、
周りの皆が求めてくれていたのも、
「本当の声を聞かせて」
「大丈夫。誰もいなくならないから」
ただそれだけだったのに。
そんな自分の心情とリンクする。
心温まる一曲。
鱗/秦基博
自分が無意識にしてるパターン。
向き合うべきことから逃げてしまう。
自分を大きく見せて、強がるダサい自分。
自分が傷つくことが何より嫌で、自分を1番大事にしては、大切な人を傷つけ、裏切る自分。
そんな“鱗”を全部捨てて、
ありのままの自分を認めて生きていこう。
でも、やっぱり怖くて出来ない。
それでも、痛くても、怖くても、
一歩ずつ、一歩ずつ前に進んでいこう。
そんな気持ちにさせてくれる曲。
最後に
一曲一曲、何度も聴きながら
今回の文章を書いてきました。
音楽には、人の奥深い所に触れる力があると思っていて。作り手の想いと自分の想いが混ざり、その人にとって大事な大事な曲になっていく。
また、環境が変わる旅に耳にする曲が変わっていって、でも時折、昔聴いてた曲を聴きたくなったり。振り返りながら、一つ一つを噛み締めた。
歌うことも大好きだし、聴くことも大好きで。
これからも音楽と共に生きていきたい。
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