もし自分の子供が、「学校に行きたくない」
そう言った時にどう思い、どう答えるか
それこそが子育て・教育に関わる全ての人にとって重要である感じた 2021 10/31
ここでは、ある講演を受けて自分が必要であると思ったマインドセットについてシェアする。
目次
10/31 “不登校について学ぶ”
ここでは、”教育機会確保法”という法律に基づいて
元小学校教員で親子オンラインスクールcocowith代表の神前洋紀さん
✖️
京丹後市市議の鳴海まさのりさん
の2人のされているマインドセット・取り組みについてお話を聞いた。
神前洋紀さん
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006771221478
鳴海まさのりさん
https://www.facebook.com/narumimasanori
テーマ:教育機会確保法の実践と課題
まず、教育機会確保法とはなんぞやと思われる多くの方へ
2017年に施行された法律。不登校の児童生徒への対応等が書かれている。
詳しい内容を知りたい方は、下のリーフレット参照
神前さんより
“不登校の抱える問題と不登校支援”
について
不登校は問題だらけ?
・地域コミュニティ不全
・SC/SSW人員不足
・ワンオペ
・孤育て
・どんな居場所があるの?
一見すると
不登校は問題だらけであって、
“不登校”=社会問題と考える人は多くいるだろう。
ただ、それは絶対に違う
不登校自体は問題ではない
不登校は結果に過ぎない
この二つについて、理解した上で”不登校”について考える必要がある。
その理解に必要なこととして、
“教育機会確保法”が存在する。
思い込みに囚われていませんか?
ここでクイズを二つ出題する。皆さんもぜひ考えてみてください☺️
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\ シンキング タ〜イム
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では、不登校の数は?の
正解は、
①〜③全て正解になります🤣
不登校の数について
昨年度までの数が
①10〜19万人
今年度の数が
②20〜29万
今年度の不登校予備軍も含めた数が
③30万人以上
となります。
続いて、日本一入学者数の多い高校は?の
正解は、
なんと選択肢にありません🤣
正解は、
沖縄県うるま市伊計島に本校がある私立通信制高等学校 ”N高等学校”通称 N高 です。
“なんだ、ただのひっかけか…。”
多くの人がそう思ったでしょうが、
クイズの中で、答えを導くために考えたことは
きっと無駄ではないです👍
このクイズを考えた人は確実に、答えが一つしかないという思い込みから抜け出し
幅広い選択肢を見つけられるようになったはずです☺️
このクイズの答えが、不登校の存在を明らかにするわけではなく
このクイズの真意を考えることこそが、不登校の存在を明らかにする。
と私は思います😆
そもそも、不登校って何が問題なのか?
ここで、一つ考えなければいけないこと
不登校の何が問題なのか
不登校が多くの問題を抱えていることは事実。
ただ、それをこじつけるように
不登校=社会問題
として解決しようとしていないだろうか?
では、不登校の生徒がいなくなり
全員が皆勤賞で学校を卒業すれば様々な問題は解決するのか?
改めて言う。
不登校自体は問題ではない
不登校は結果に過ぎない
不登校=社会問題 は 日本人の作り上げた 思い込み
フィンランドには、不登校はありません。
この言葉の意味が示すもの…
それは日本人の思い込みである
全員が皆勤賞で学校を卒業するということ
ではない。
フィンランドにはそもそも、不登校という概念が存在しないのです。
フィンランドには、学校に通う以外の豊富な選択肢がある。
ホームスクーリングもその一つである。
だからこそ、不登校=社会問題とはならない。
そして、ここで私が言いたいことが
日本もホームスクーリングを導入すれば、問題は解決する
とも勘違いはして欲しくない。
私がここで言いたいこと・神前さんが僕たちに伝えたかったことそれは
必要なのは、勇気ではなく情報
本当にこれに尽きると思う。
不登校=社会問題と考える大人たちで、
今回の話のどれだけの情報を持っていただろうか?
大人は不登校の抱える問題を解決するために、どれだけの情報を駆使しているのだろうか?
ここでは私の意見を言わせてもらう。
不登校=子供の抱える問題だと大人が第三者として解決しようとした結果
多くの子供を不登校にしたのではないか?
大人は自分たちの経験談や主張を、まるで美学のように子供達に押し付けてはないだろうか?
そんな乏しい・不確定な情報を
“子供達を守るため”という大義名分として
子供達に振りかざしてはいないだろうか?
その振りかざす勇気を持つ前に、多くの情報を持つべきであると考える。
教育機会確保法が施行された理由
教育機会確保法が施行された背景には、
“義務教育”がもちろん絡んでくる。
義務教育とは、
教育を受けたい子供に対して、教育を受けさせなければならないという親の義務。
教育を受けたい、でも学校に行きたくない
そんな子供の教育機会を奪わないように作られた法律であると言える。
教育機会確保法では、
その実現のために「出席」の扱いを多様化した。
果たして、教育機会確保法で行われた
「出席」扱いの多様化→
教育を受けたい子供の問題解決
なのだろうか?
ここで考えるべきなのは、
学校に行くか、学校に行かないか
ではない。
問題は、将来子供が自立できるか
出席が取れないことが問題なのではない。
あくまでも、出席が取れなかったときに教育を受ける機会が奪われ
結果として自立できなくなることが問題である。
子供が自立する上で、大人に必要かつ重要なマインドセットがある。
子供は0からやりたいことの達成をすることができる。
これを前提に置く必要がある。
そして、大人がやるべきことは
情報を集めてあげること。
大人がするべきこと=子供たちに豊富な選択肢を提案してあげること
私がシェアしたかったマインドセットはこれである。
大人は、自分の人生がスタンダードであると思うのは仕方がない。
ただ、そのような人生が子供にとってのスタンダードであると思うことは大きな間違いである。
子供にとってのスタンダードな人生を作るために
自分以外の多くの情報から多くの選択肢を提案してあげるべきである。
私はそんな大人になりたいと思った。
おわりに
講演では、神前さんのマインドセットの話以外にも、実際の現状や実際に市議として動かれている鳴海さんの話や参加者同士の価値観の共有があった。
もっと情報が欲しいという方がいれば、最後に
講演の中で紹介いただいた記事等を貼らせてもらうので覗いて欲しい。
そして、改めて最後に言わせてもらうと
不登校の抱える問題を解決するためには、
大人の持つ情報が重要である。
-情報一覧-
講演動画 YouTube
講演の議事録ブログ ふらっとさん
講演プレゼンテーション・事前質問回答
京丹後市での取り組み
https://www.city.kyotango.lg.jp/top/soshiki/kyoikuiinkai/gakkokyoiku/1/5/1287.html
不登校に関する二つの記事
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